高周波焼入れ

2022.03.09
全国熱処理ファンのみなさん、こんにちは。

以前(2020年11月)に表面処理の1つの塩浴軟窒化(タフトライド)をご紹介しました。
今回は、高周波焼き入れをご紹介します。
高周波焼き入れとは、加熱コイルと発信器を用いるシンプルな設備構成になっており、
付帯設備が少なく自動化しやすい表面焼入れ法です。

特徴としては
1.直接加熱の為、熱効率が良く作業性が高い
2.局所焼入れや部分的に焼入れ深さを増やす事が出来る
3.急速加熱・急速冷却の為、表面の酸化や脱炭が少なく熱変形も少ない
4.表面に残留応力が残る為、耐摩耗性が向上する
5.自動化が容易
という利点です。

つまり、表面焼入れを手軽に短時間で行る方法です。
次回は、表面熱処理の種類と特徴について、改めてご紹介いたします。
“形あるものの未来を変える”
これからも、伸和熱処理を宜しくお願い致します。

(Y.S.)


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#火曜日は熱処理の日 #金曜日は金属の日