素材の性質に「柔らかさ」や「粘り強さ」を加えることも目的のひとつです。
〇熱処理の基本
・焼入れ:硬質化
・焼き戻し:硬さの調整、粘りや強靭の調整
・焼きなまし:内部応力の除去、組織の軟化、切削性の向上
・焼きならし:結晶粒の整粒化、靭性加工組織改善
例えば、硬いだけの性質だと、衝撃の吸収が出来ずに割れてしまうことがあります。
そのため、ある程度の柔軟性を持たせたり、表面のみを高硬度にして摩耗や疲労、衝撃に
強くしたり、それぞれの鉄鋼製品などの用途に合わせて、適切な処理を行います。
そして、熱処理の目的の先には「製品自体の安全性」や「品質の向上」などにつながります。
私たちの仕事は、物を形作る仕事ではありませんが、生産者や使用者にとっては必要不可欠な仕事です。
そんな私たちの会社のキャッチコピーは「形あるものの未来を変える」です。
皆さんの安全を考えながら、お預かりした品物に丁寧に処理を行い、日々仕事に取り組んでいます!
(N.T.)