熱処理の歴史 ~鉄との出会い~

2022.01.19
熱処理の歴史を語るにおいて、鉄の存在は不可欠です。
人類が鉄と出会ったのは、約7000年前であり、隕石からとれた隕鉄だったと言われています。
硬い鉄を知ることで、石器から鉄の活用へと移るのは自然なことだったのでしょう。
狩猟や農耕、生活に必要な道具に使用され、身を守ったり、敵を攻めるための武器にも使われていきます。
その中で、加工熱処理も身につけていったとされています。
日本においては、奈良時代に独自のたたら製法*による製鉄が始まります。

 *…ジブリ映画「もののけ姫」で、女性達が足場を踏み込んでいたシーンのあれですね。

また、日本刀の登場も奈良時代に、中国大陸より優秀な刀鍛冶が渡来したことで、技術が発展したと言われています。
次回は、現代の金属加工の基礎となっている日本刀をテーマに書きたいと思います。

(N.T.)


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#火曜日は熱処理の日 #金曜日は金属の日