日本のメダル総数は、海外で行われた大会の過去最多を更新し、45個を獲得しました。
選手たちの素晴らしい活躍は、私達に勇気や感動を与えてくれました。
ところがオリンピック閉幕後、メダルが数日で劣化したとニュースで話題になりました。
両面に不自然な傷や黒い染みが出てきたり、表面の塗装がボロボロに剥がれ落ちたとの事です。
このニュースを聞いた時に他人事じゃないな.....と思ってしまいました。
金、銀、銅の全てのメダルがメッキ処理されているそうです。
きっと、汗をかいた肌に触れたり、沢山の友人に見せて触らせたりしたのかなと想像できます。
とは言え、そんなに直ぐには劣化しないだろうとは思いました。
東京オリンピックの時は、コロナウイルスの影響で大会の開催が1年延期となりました。
メダル製造後の延期決定だったそうですが、高品質のメダルが選手達の胸で光り輝いていました。
日本の品質の高さと製造後の保管管理が徹底されていたことでしょう。
金属製品やメッキ製品は、どうしても経年劣化で変色するものです。
素手で触らない事や水分付着に注意したり、空気に触れる時間を減らし密閉したり
することで、キレイな状態を保持することができますが、パリオリンピックのメダルが
どの様に保管してあったかも気になるところです。
弊社では、メッキ品など防錆油を塗布しない製品に関しては、
乾燥材を使用したり除湿されている場所へ保管しています。
湿度は30%程度の環境が望ましいとの事です。
これからも保管管理をしっかり行い、高品質の製品をお届けしていきます。
(M.K.)
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#火曜日は熱処理の日 #金曜日は金属の日