当サイト内のサービス一覧にて掲載しておりますが、
表面処理の中の1つ「パーカー処理」について、
改めてご説明させていただきます。
パーカー処理とは、化成処理と呼ばれる表面処理の一種です。
一般的には、パーカー処理・リン酸塩被膜処理と呼ばれる事が多いです。
パーカー処理は、リン酸マンガン・リン酸亜鉛・リン酸カルシウム等のリン酸塩の処理液にて、
金属の表面に化学的にリン酸塩被膜を生成させる化成処理の事です。
被膜の膜厚は処理によって異なり、材質によっても膜厚は変動します。
主に、鉄・鋳物等に処理が可能です。
パーカー処理は防錆力だけでなく、耐摩耗性の向上が得られる特徴があります。
また、密着性が良くなる事から塗装の下地に使われる前処理でもあります。
処理・材質によって異なりますが、見た目は灰色(グレー)っぽく仕上がります。
以前(2020/9/10)にも触れましたが、弊社は熱処理だけではなく、
表面処理も社内で処理しております。特に熱処理後のメッキや黒染め、今回ご紹介した
パーカー処理など、仕上がりについてご相談いただくことも多いです。
何かお困り毎がございましたら、是非一度、ご相談下さい。
(Y.S.)
日常のつぶやきは @ShinwaHT にて。
#火曜日は熱処理の日 #金曜日は金属の日