夏は、弊社にとって一番大変な時期となります。
800℃以上のオープン炉がある作業場は、そこにいるだけで汗が噴き出してきます。
特に今年は新型コロナウィルスへの感染対策も取りつつの作業となりますので、例年よりも
さらに厳しい夏を迎えることになりますが、社員全員でしっかりと乗り越えていきたいと思います！
今回は、弊社が主体とするソルトバス（塩浴炉）による熱処理方法についてお話しいたします。
焼入れの加熱炉には塩浴炉の他にも電気炉やガス炉がありますが、炉内の対象物に均一に熱を伝達
させることはとても重要で、もしそれができないと硬度ムラや歪み、焼き割れが発生してしまいます。
ソルトバスによる処理は、液体中で加熱を行うため炉ヒーターからの放射熱の影響が少なく、炉内は
常に対流が起こっているため均一に加熱することができます。
さらにソルトの浮力により自重変形が少ないこと、雰囲気中の加熱と比べ加熱速度が速いことなども
ソルトバスの特徴であり利点です。
既存の製品にてお困りの方は、ぜひ弊社の変形・変寸の少ないソルトバスの熱処理をお試しください！！
(N.T.)